情報の精査と「真実」というキーワード

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直前に、ネットに無い情報を独学で云々という話やらその真偽性について語られた上で、の話(その部分は結構偏りがあるので省略)。紙媒体の情報にはインターネット上に無い情報も多いので、ネットに限った情報精査よりもより精度の高い結論を見出せることも多い。公的機関の情報も多分にネットの場合は省略されていることもあるので、これは非常に良くわかる。ネットの導入がさほど古くは無く、一方で以前から情報が蓄積されていた場合、情報のデジタル化が遅れているのって結構あるんだよね。まあ、ビジネス的なところも結構理由に挙げられるんだけど。

で、そもそも論としてこれはインターネット上の情報に限った話では無く、与えられた情報が正しいか否かを判断するのには、その判断のための物差しとなる基礎知識が必要。その基礎知識は教育を受けて身に着けるしかない。まったくの独学は何か道を外れてしまった際に、それを指摘してくれる人がいないので、気がついたらあさっての方向にいってしまったなんてこともある(コロンブスのようにラッキーな結果を生み出すなんてこともあるけどね)。

でもそれって結構面倒。となれば......


ということになる。このガイドラインは大よそ正しい。ゲーム紹介の雑誌でマトリクス系の評価ページがあるけど、あれと同じ。自分の趣味趣向に近しい記者の点数・批評を信じていれば、大体外すことは無い......って感じ。そして世の中の物事は概して断言できるものはあまり無い(自然科学系のは特にそう。何しろ大自然が相手だから)ので、それを断定してしまったり、読み手を脅し透かし煽動するような人は、選択肢から外すことで、選別は容易になったりする。

そういう「選択肢から外される」専門家において、科学系のは良く知られているけど、文系的なものもあるという言及も。これ、文系云々と語られているけど、文系・科学問わずに指標になる。


肩書などを使った権威主義的手法も、以前から何度となく伝えているお話の通り。


結局これらの傾向をみれば分かるんだけど、一種の新興宗教、しかも悪質系のものと性質的には同一なんだよね。で、次の指摘でも「ああ、なるほど、その通りだな」という性質なのが分かる。


なんとか仕草とかなんとか菌も、まさにこのパターンだよね。先日の「医者を見たらなんちゃら」も然り。で、困ったことにこの類の「布教」って、ネットワークという言葉にある通り、ソーシャルメディアが悪用されやすい。


恐らくは欧米のFacebookでも似たような状況が起きているんだろうけど、閉鎖性を高めることができるので、まさに悪用されやすいんだな。......って、これ、以前はmixiで問題視されていたことでもある。まぁ、その意味では時代は変わったな、ということか。いや、それでオチをつけちゃいけないのだけど。

ともあれ、「真実」という言葉は一種のシグナルとして。後、理系文系に限らず、一種の新興宗教的なトンデモ系には気を付けませうということだな。そして、正しいガイドラインを見つけましょう、そのためには正しいか否かを推し量れる、正しい物差しを身に着けるために、基礎的な学習を怠らないように、ということだろうなあ。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月11日 08:30に書いた記事です。

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