味の素も冷凍食品値上げへ

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(【発表リリース:味の素冷凍食品(株)家庭用商品 出荷価格改定のお知らせ 2015年2月1日(日)納品分より】)。

味の素冷凍食品(東京都中央区)は10日、平成27年2月出荷分から、ギョーザやシューマイなどの家庭用冷凍食品を3~10%値上げすると発表した。同社は今月、来年2月出荷分から業務用の冷凍食品を値上げすることを発表しており、大半の商品を値上げすることになる。


今回の値上げは、同社の冷凍食品全79アイテムのうち60品。これだけの規模での値上げは平成2年9月以来約24年半ぶりとなる。


本来は本家サイトの方で伝えるべき話なんだろうけど、リリースの内容そのものが非常にスカスカ、つまり伝えられている文面が少ないこと、具体的な品目が記載されていないなどで、一定の文章量をしたためるのは難しいなあ、ってことでこちらで覚え書き。

味の素では11月4日付で2015年2月1日出荷分から業務用の冷凍食品の価格値上げを発表しているので、家庭用の値上げも時間の問題ではあったんだけど、案外早い話ではあった。3%から10%ってのは端数周りの問題もあるんだろうけど、大よそ他社の値幅と同じ。というより、値上げのタイミングを見計らっていて、他社が動いたから一緒に......ってところもあるんだろうな。2014年4月の消費税率引き上げの時にはさすがに動けなかっただろうから、むしろそれからほとぼりが醒めた1年後にってのは、予定調和だったのかもしれない。

説明では新興国での食料品の需要増加、エネルギーコストのアップ、梱包材の値上げ、物流費の上昇、そして円安。新興国云々ってはどうしようもないけど(米飯類が価格上昇しなかったのは、米価格が下落しているから......ってことは、食材部分のアップが大きいんだろう)、エネルギーコストの部分は、ねえ。やはり電力周りもあるんだろうから、と思うと。これも例の12.7兆円/4年とは別の、間接的な負担増の一部なんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月11日 06:10に書いた記事です。

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