figmaなどのアクションフィギュアの面白さとソーシャルメディア

| コメント(0)


先日「孤独のグルメ」の主人公、ゴローちゃんこと井之頭五郎氏のアクションフィギュアfigmaが発売されたことで、多種多様なゴローちゃん節のシーンがネット上に展開されることになった。作中の名シーンの再現や「もしも」的な展開はもちろん、すでに発売されている同スケールなどの他figmaとの組み合わせ、パーツの入れ替え、さまざまな情景用アイテムを用いた新たな世界の創生......。関連する作品を知らなくても、知っていれば一層楽しむことができる。

figmaを中心としたアクションフィギュアの魅力って、やっぱりここにあるんだなあ、とゴローちゃんの活躍ぶりを見て改めて認識。つまり揃えれば揃えるほど、作品中の名シーンやもしものシーン、さらには作品をまたいだ「ネタ」的なシーンを、自分で自在に作れる。これが大きなポイント。「人形遊び」と表現する人もいたけれど、まさに基本はそこで、パロディ系の絵を描く技術が無い人でも作れるってのが強い。しかも昨今ではスマホの普及で気軽にデジタル写真を撮ることができ、さらに同じく気軽にブログやツイッター、Facebook、掲示板に投稿し、披露することが出来る。この「披露」、そして色々なリアクションをもらえるって点も大きな魅力なんだろう(このあたりは大型掲示板「ふたば」が先行していたってのもあるけど)。

特に


でも語られている通り、ウッディを使ったネタシーンの投稿が多数に及び、それが販促につながって市場形成のきっかけとなったってのは大きい。その点ではウッディはアクションフィギュア界に非常に大きな貢献をしたことになる。

figamだけでなくそれ以外のアクションフィギュアも活性化しているとの指摘もある。そりゃそうだな。


海外ではレゴや同じようなアクション系のフィギュアを使ってコマ送り形式で動画を作成し、YouTube上に投稿して大いに評価される事例も数多くみられるけど、今後日本でも同じようなムーブメントが起きて来るんだろうな、本格的に。

もっとも日本の場合はワンシーン的なネタが好まれる雰囲気が強い。手間もかかる動画かどこまで受け入れられるか、市場が構築されるのか、今後の成り行きに注目したい所。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年11月 5日 07:01に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「色々と応用できる「担当に見せる漫画作品のプロット」の中身」です。

次の記事は「商業誌では避けた方が好ましい、汎用語っぽい商標登録済みの言葉とその置き換えの言い回し」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30