ソニー退職者が修理にあたる会社が...AIBO修復の可能性を探る

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足の関節にたまったほこりを丁寧に取り除くと動くようになり、無事、ソクラテスをよみがえらせた中島さん、「誰かの知恵を借りながらでも、少しでもよい状態で長生きをしてもらいたい」と話していました。いつか訪れるその「寿命」を感じながら、飼い主たちは、最期の日までロボットに寄り添い続けています。


ロボットの修理について、飼い主たちはインターネットの掲示板などを通じて、修理や長持ちさせるための情報交換を続けているということです。一方で、こうした飼い主たちの思いに応えようと、AIBOを開発したメーカーを退職したOBの技術者が修理に当たる修理会社も出てきていて、飼い主の情熱が、AIBOの延命につながろうとしています。

おもちゃがリアルさを増すに連れ、いわゆるペットロス的な問題も一層深刻なものとなりつつある。AIBOがその好例......というと表現に語弊があるけれど、具体例として挙げられる。詳しくは先日【シャープ製品アカウントのAIBO哀愁物語】でも触れた通り。開発企業側がラインを閉じ、関係者を他部門に配置してしまった以上、修復を頼むのは無理。しかも商品扱いをされている以上、保証期間を過ぎれば修理保全の義務はない。

ただ、AIBOの事例は所有者が大勢いることに加え、動物としての犬らしい挙動をしていることもあり、延命を図りたい人は多い。その話がここ数か月の間、あちこちで見受けられるようになった。連鎖反応的なものもあるのかな。


動物の形をしているわけでは無いけれど、似たような観点で売れているとの指摘もある自動掃除機『ルンバ』も、あるいは似たような現象が生じるのかもしれない。普段から使っているものすべてにその可能性はあるのだけど、長持ちする、リアルな、対面操作が出来る家電ってのは、特にこの心理的なロス問題が今後影響してくるんだろうな。それはまるで、子供が大切にしていた縫いぐるみやおもちゃを失ってしまったり、親に捨てられた時のような。

ちなみにこのAIBOの話でちらほらと出てきた、ソニー退職者がAIBOの修理をしてくれるという会社、色々と探したところ、【株式会社ア・ファン ~匠工房~】であることが判明した。完全に対応しているというわけではないけれど、もしAIBOのトラブルで悩んでいたら、チェックを入れてみるのもよいかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月 8日 07:12に書いた記事です。

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