プラズマを使って夜空に浮かぶ3Dディスプレイ、SFな世界が目の前に現れそう

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【エアリアルバートン】

スクリーンなしに空中に像を結ぶ3Dディスプレイを日本企業が開発。「エアリアル・バートン」という会社。プラズマ発光現象を利用していて、細かな色や像が結べるかは不明ですが、これぞ未来って感じ。日本ではニュースになってない雰囲気ですけど・・ http://t.co/mydjJWkU0L

— てんたま (@tentama_go) 2014, 11月 2
今回の空中描画装置の技術は、日本企業のバートン(およびエリオ)の木村秀尉 CEO兼ディレクター(画像2)およびプロジェクトリーダー(技術担当)の浅野明ディレクター(画像3)らが中心となって開発したものだ。開発のきっかけは、阪神・淡路大震災だったそうで、避難誘導のための目印として空中に文字や矢印などを描画できないものか、という発想が始まりだったという。

仕組みとしてはレーザーでプラズマを使った発行点を空中上に作りだし、そのドットの集約で図形や文字を浮かび上がらせるというもの。現在の技術では最大で端末から10メートル上空、6メートル四方への投影描写が可能という。これまでの3D描写タイプのが基本的に、何らかのスクリーンを生成してそこに投影するタイプだったものが、今件は何もない空中上に描いていくことができるという点で画期的。

発想というか技術そのものは随分と昔のもので、上記にある通り阪神・淡路大震災がトリガー。そして


の通り、元々は産総研の技術のものがコツコツと進められていたことになる。

開発イメージにあるような、不特定多数の人に告知を成すための、巨大で高高度に投影するタイプのものとなると、今件のような技術の場合、レーザーの出力や有効射程、ノイズの関係もあるので、基本的には非常に困難ではないかなあ、という感はある(それこそ軍事技術レベルの高集約性・高出力のレーザーが必要になるかも)。一方でイベント会場や野外展示のレベルなら、今後さらに精度を高めることで十分実用性に耐えうるものが出来るはず(コストパフォーマンスの問題はあるけど)。

今後どのような発展・開発が成されていくのか、ちょっと期待できるタイプの技術には違いないよね。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月 5日 06:36に書いた記事です。

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