マクドナルドの客数減少ぶりがハンパない、10月の既存店前年同月比はマイナス16.5%

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先日の出先への出回りの帰りに目を留めたマクドナルドでも、時間帯としてはお昼過ぎでそれなりに混んでいてもおかしくないのに、かなり客の入りは悪く、新商品の大看板が少々むなしさを覚えていた。一日二日では「こんな日もあるのか」というところでオシマイだけど、目に留めるたびに頭に疑問符を覚えるような来客状況では、少々不安を覚えざるを得ない。

そんな中、マクドナルドの四半期短信と共に、2014年10月度の単月業績が発表されたので見てみたけれど......まあこれが酷い。客数が前年同月比でマイナス13.9%。前年も同様に下げているので、反動でマイナスが出た云々って話じゃない。2年前同月比なら28.1%ものマイナス。小売業で2年経過したら客数が3割減ったってのは、何かイレギュラーなアクシデントでもない限り、危機的状況にあると見て良い。

↑ バーガーチェーン店2014年10月営業成績(既存店)(前年同月比)(モスは9月)
↑ バーガーチェーン店2014年10月営業成績(既存店)(前年同月比)(モスは9月)
↑ バーガーチェーン店2014年10月営業成績(既存店)(前々年同月比)(モスは9月)
↑ バーガーチェーン店2014年10月営業成績(既存店)(前々年同月比)(モスは9月)
↑ バーガーチェーン店売上高推移(既存店)(前年同月比)(2012年1月~2014年10月)
↑ バーガーチェーン店売上高推移(既存店)(前年同月比)(2012年1月~2014年10月)
↑ バーガーチェーン店客数推移(既存店)(前年同月比)(2012年1月~2014年10月)
↑ バーガーチェーン店客数推移(既存店)(前年同月比)(2012年1月~2014年10月)


モスバーガーは月次でまだ9月分しか出ていないので、9月のを掲載しているため、単純の比較とはいえないけれど、そして三大バーガーチェーン店といえば、あとロッテリアが挙げられるけど、ロッテリアは月次営業報告を後悔していないのでデータ化できないのが残念だけど、ファストフードの中でもハンバーガーチェーン店は概して軟調にあること、そしてマクドナルドのヤバさがハンパないことが分かる。売り上げが2年で3/4に減ったってのもすごいよな。

また客数に限ると、元々マクドナルドは軟調ぶりが出ていたけれど、モスも合わせて2013年の夏あたりから客がすーっと引いて行った様子が分かる。震災周りとはあまり関係が無く、消費者性向に変化が生じるようになったのかな。きっかけは......2013年に何かあったっけ? かろうじて想定されるのは、2012年末の政変ぐらいなんだけどな。それがきっかけでハンバーガーチェーン店離れが生じているというのも、考えにくい話ではある。

しかしマクドナルド。今夏の鶏肉事件はそれ以前の軟調さに加速度をつけた形になってしまっている。元々の体質が多分に足を引っ張っているので、何か抜本的な改革をしないと業績の回復は難しいだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月 7日 06:16に書いた記事です。

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