スマホは買い替えるけどタブレットはそうでもないよね、という話

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何気ない話かもしれないけれど、実際指摘されて「はっ、そういえば」と再認識させられる人も多いのではないかな、という話。携帯電話、特にスマートフォンは機能の加速度的な進歩や、外で持ち歩くことに関するファッション性もあり、それこそ洋服のように買い替える人も少なくない。その買換え頻度の高さ、需要が携帯電話各社にとってはポイントであり収益源であり、新商品の雨後の竹の子状態的な環境の源でもあるんだけど。

タブレット型端末って、そうでもないよね?

掲載そのものはもうちょっと後になるけど、本家で展開している、情報通信政策研究所が2014年9月26日に発表した「平成25年 情報メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の詳細版のデータの中でも、タブレット型端末はほとんど自宅内でしか使われていないという実態がある。あとちょっぴり職場。持ち歩きはほとんど無い。まぁ実際、電車の中でもiPadなどを使っている人はちらほら見受けられるけど、実は以前より少なくなっているんじゃないかな、という感はある。スマホか、あるいは電子書籍リーダーに流れたという雰囲気。自宅内の機動としては有益だけど、外回り用としては......というところに落ち着きつつあるかもしれない。サイズとしてはキンドルの小型版、せいぜい今流行の「ファブレット」ぐらいまでが限界的な。

となると、買い替えサイクルとしてはむしろ携帯電話よりもパソコンに近い。実装機能だけで考えればパソコンと同じようなものだから、そんなに頻繁な買い替えは要らない。でも企業側は携帯電話と同じような頻度で買い替えてほしい。だから需給ギャップが生じるかもねー、という話には信ぴょう性がある。


そろそろタブレット利用者、そして今後購入しようと考えている人も気が付いているんじゃないかな。タブレット型端末は携帯電話ではなく、むしろパソコンに近いものだ、と。


コモディティ化による需要の変化ってのはまさにその通りで、iPhone 7についてもあながち冗談とも言い切れない感はある。どの位のサイズが外への持ち歩きを容易にできるか、ギリギリのラインを模索しているんだろうな。......昔ソニーかどこかが、無理やりズボンの後ろポケットにぶっ刺した形の広告を展開した端末の広告を展開して失笑を誘ったけど、まさにあんな感じのものが起きうるのが現状なのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月21日 06:34に書いた記事です。

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