「台風によって日本のPM2.5は見事に吹き飛ばされました」という衝撃

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PM2.5が一体何を指すのかを考え直してみれば、台風で大きな影響を受けるのは当然の話なんだけど、公的機関などのデータでそれがビジュアル化されると、「え、マジで?」とびっくりさせられる。可視化の怖さ、面白さ。今件は先日上陸した台風18号の影響で、多分に中国大陸から侵略(!)してくるPM2.5ががっつりと吹き飛ばされたのが分かる。


ただ、発信源が絶え間なく発してくる以上、台風が過ぎれば元のさや状態に。3日も経てばこの通り。ドラえもん的な話じゃないけど、日本海側にずらりと大型の扇風機とか置くってのはどうよという笑い話もしたくなるもの。

ただ、最後の10月9日付のデータを見ると分かるように、大陸起因のがメインなのには違いないのだけど、太平洋ベルト付近がやや濃い状態にある。これが地形的な問題で籠ってしまっているのか、あるいは日本起因のものも多分にあるのではとの指摘もある。


もっと以前、それこそ10年単位で昔のデータがあれば、中国の急速な工業化以前はどうだったのかなどもあわせ検証もできるのだけど......PN2.5が問題視されたのはこの数年の話だからなあ。それに太平洋ベルト部分が濃いのは事実だけど、その周辺から発したものなのか、地形の関係でぐるぐる対流しているのかまでは、このデータだけでは検証は難しい。

すでにこちら方面の専門家が、そのあたりはチェックをしていると思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月 8日 07:33に書いた記事です。

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