全く見えない人だけじゃない...白い杖の意味を知る

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全盲の女子学生が点字ブロックの上を歩いていた際に強く蹴られて怪我をした件。色々派生して各方面へ論議が広まり、半ば収拾がつかなくなった感があったけど、先日犯人が捕まった......のはいいけどこれはこれで知的障害があることが発覚し、さらにややこしい論議が沸き上がる感はある。

それはさておき。今件で犯人が特定、任意捜査が始まる前の段階で、被害者が白い杖、白杖(はくじょう)を持っていた件についてこんな説明があった。知っていそうで知らなかった話なので、覚え書きも兼ねて。


白杖には大きく「安全の確保」「情報収集」、さらには周囲への「注意喚起」と3つの役割を持っている。道交法でも第14条に「盲人及び児童等の保護」の規定があり、白杖を持つ人は最優先で保護される対象となる。また道交法の施行令第8条によれば白杖は視覚に問題がある人はもちろんだが(まったく見えない人だけではない)、肢体の不自由、さらには聴覚や平衡機能に問題がある人も所有対象となる。上の話で「さらに視覚障害に限らない」とはその事ね。

で、今件でも被害者へのインタビューの際に腕時計が映っていたので「見えてるじゃん」とかいう話をしている人もいるけど、全盲の人向けの腕時計もあるということを知って欲しい......というか調べりゃすぐに分かる。

犯人が特定されるまでの間、今件では色々とえげつない意見を語る人もいた。まぁ、人は押しなんべて聖人ではないので、そういう考えを持つ人もいるだろうし、心の憶測でそのような想いを抱く人もいるだろう。が、自分が特定されないからとばかりに、そのような話を不特定多数に向けて発するのは、相手の手が届かないところから一方的に暴力を振るう行為と何ら変わりはない。人として許し難い。また、そのような悪意の断片をまとめて、「これが世間の風潮です」と語り煽るまとめサイトの類も、正直どうなのかなあ、と個人的には思う。そりゃページビューは稼げるだろうけどさ。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月14日 07:05に書いた記事です。

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