LINEスタンプ販売と中間搾取の話

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以前紹介した【7歳の子供がLINEスタンプを売って自分の自転車を買う話】の話のように、

ブローカー(仲立人。不特定多数間でのやり取りの仲介)、マネージャー(管理を行う者)、コーディネーター(物事を調整する人)。呼び方は色々とあるんだろうけど、まぁその類の方々がざっくりと絵の描けそうな人にアプローチをかけて、ぶっちゃけると中間搾取をするという話。これが一件や二件だけならイレギュラー的な話としてそこで終わりなんだが。


こういう類の体験レポートが定期的に新規掲載されるところを見ると、多発しているらしい。手口は大体同じで、搾取というよりは収奪レベル。仕掛ける方にしてみれば、ツイッターなりpixivを探せば容易にアプローチ対象は山ほど探せるし、カモになりそうな人はいくらでも発掘できる。電子メールで送られてくる詐欺系スパムのようなもんだ。

無論、こういう意見もある。


気持ちは分からなくもないけど、多分に報告が上がる、実体験レポートが掲載されるのは、「そういう類のもの」なんだよね。

例えばこれが「キンドルでの電子出版」を対象として、「編集やデザイン、レイアウト、タイトル考察などはこちらがやります。無論あなたの意見を逐次取り入れます」「報酬は売上折半で」「プロモーションも手伝います」とかいうのなら話は分かる。キンドルの出版って結構手間がかかるし、ノウハウも必要で、経験者に任せた方が良いことも多いから。

ただ「LINEのスタンプ」の場合はノウハウもほとんど必要が無く、他人に任せにゃいけないポイントがほとんどない。にも関わらず強引に割り込んで、ざっくりと報酬を搾取するってのはネットコンテンツそのものを軽視している証拠でもあるんだよなあ。これが仮に「デザインパターンの提案はします。絵のデザインは基本的にあなた一任ですが、修正・改善アドバイスなどはさせていただきます」「申請通って販売開始できたら、一定のプロモーションをして販促します」「売上は折半で」などというのなら話は分かるのだけど。

聞く限りはいわゆる「ネット山師」的な人がひと山当てようと、搾取に走っている雰囲気が強いんだよなあ、今件は。日本風のバイラルメディアや悪質系まとめサイトと同じ香りがするのよね、これ。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年9月14日 06:38に書いた記事です。

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