身体に不自由を覚えた時と、「杖」という見えるシグナルを持っていても

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お尻の部分の腫瘍除去手術をして、歩行に難儀さを覚えることもあり、杖を使ってしばし生活しなければならなくなったところ、今まで見えてこなかったさまざまな社会の実態が見えてきたという、傾注するに値する、同時に色々と胸が痛むお話。


世の中これですべてというわけではなくケースバイケースではあるのだろうけど、実体験によるものは特に印象が強く残ってしまう。面倒事に巻き込まれたくないという気持ちもあるのだろうけど、たとえ「あぶない人」だったとしても、対象がけが人ならねえ......あと、「それっぽい恰好をしないと」というのは意見そのものとしては酷い話ではあるけど、ある意味語った人の本音であり、少なからぬ人の思いでもあるのかもしれない(そしてこれは多分に、病人やけが人のふりをする人がいて、同情を買っている人が居る......という認識が浸透しているのだろう。その偽装をする人がそれほどいるのか否かは別として)。


当方の場合は退院後においてははたから見れば健常者と同じだったので、それでも病状周りで色々と難儀させられていたにも関わらず、健常者として扱われたり「仮病では?」と思われた(言葉にはしていないけど、そのような対応をされた)ことがしばしばあったので、「杖を使っていていもそうなのか」と色々と考えさせられる次第。そしてホント、誰の身にも起きうる話だってのを忘れちゃならない。


杖に関してはこれに絡んだ話なのか、いくつか留意しておくべき話もあったので、合わせて。当方は幸いにもまだ杖を使わざるを得ないような病症を発したことは無いけど、考え直してみると入院前の一時期は杖を使った方が良かった気がする状態だったのには違いない。そう思い返すと、やはり胸が痛くなる。


知らないことは仕方ないかもしれないけど、そして「何かを知らない」ということ自体知らない場合もあるので、「何で知らなかったの?」と責めることは出来ないのだけど、一度見聞きしてそれを知ったら、出来る限りそれを認識した上で、日々の生活や行動に活かしていきたいものだね。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月11日 07:17に書いた記事です。

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