マクドナルドの「売上25%減」と昨今のファストフード事情

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【マクドナルド月次レポート】

↑ バーガーチェーン店2014年8月営業成績(既存店)(前年同月比)
↑ バーガーチェーン店2014年8月営業成績(既存店)(前年同月比)
↑ バーガーチェーン店客数推移(既存店)(前年同月比)(2012年1月~2014年8月)
↑ バーガーチェーン店客数推移(既存店)(前年同月比)(2012年1月~2014年8月)
8月の全店売上高は対前年比-25.7%、既存店売上高は対前年比-25.1%となりました。2014年は期初より厳しい事業環境が続いておりますが、加えて、先般の上海福喜食品有限公司製チキンをめぐる問題の影響で、売上高が大幅に減少いたしました。

例の中国産鶏肉問題でチキンマックナゲット界隈などが大いにごたごたし、比類なきダメージを受けたマクドナルド。どんだけーとあ然とするほどの結果が出てしまい、結構な衝撃が走っている。報道によるとこの下げ幅は上場以来初の大きななんだそうな。

とにかく客の入りが悪い。前年同月比でマイナス16.9%。昨年同月の客数はマイナス9.3%なので、前年の反動とかでは無い。客単価は前年同月で高単価商品展開でプラス7.5%だったのでその反動も多分にあるけど(でも2年前比で計算するとマイナス2.5%なのでやはりちょいと落ちてる)。客数は2年越しで約1/4(!)も減っている計算になる。リリースにも上記の通り説明がなされているけど、チキン問題が原因との自認をしているので、やはり「マクド客のチキン離れ」が大きな影響だったんだろうな。チキンだけで1割強の客が逃げた。

で、これに関して色々と話が盛り上がったので、コンビニ周りとの関連も含めてちょいと覚え書き。


要はマクドから逃げた客はどこにいったかってことなんだけど、モスでは無い、前年同月比を全店ベースで考えるとコンビニっぽいな、やっぱりコンビニのコーヒーや惣菜やらは大きいし、シニア層向けの需要も結構イケてるね......っていずれも本家サイトなどでバシバシ解析している通りの話。まぁ、いわゆる「大体あってる」みたいな。

8月はチキン騒動で大きく下げたけど、9月はどうだろうね、マクドナルド。少なくともアイカツ!と妖怪ウォッチのハッピーセットは大いに盛り上がったので期待は出来そうな気がする。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月10日 07:04に書いた記事です。

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