人生を変えたひと言と、その背後に潜む恐るべき地域社会の実態

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まんがくらぶオリジナルで『のぶながちゃん公記』を連載中、また法律関連の解説漫画のイラストなどを描いておられるくりきまる先生のお話。周囲のほんの他愛もないかもしれない一言が、人生を大きく変えることもあるという、これだけでもドラマ化決定的な、ほんわかできる良い話......

......だったはずなんだけど。


火曜サスペンスドラマ並の、急転直下的な展開に、全ふわりんは恐怖した。いやあ、この類の話ってのは漫画や小説、映画あたりだと結構描写されてはいるけど、ごく一部の実態をオーバーに表現しただけで、実際にはそんなことないだろうというものが、経験談として語られるとはねえ。

......んー。思い返してみると、確かにそれに近いような話は、当方も経験したことがあるような。いや、当方の場合、わりを食ったわけではないんだけど、「なんでこの作品が?」「どうしてこの子だけ優遇されるのだろう」と首を傾げるような事案は一つ、二つはあったような気がする。

それにしても今件の場合、先生自身が述懐している通り、地元から離れる機会が無ければ才能が発揮されることもなく、そして自分自身も気が付くこともなく、公務員となって、絵のセンスの良さが活かされてチラシやパンフレットのイラストをちょくちょく任されるような感じになっていたのかもしれない。

町長サイドは悪気などなくむしろ自分の当然の権利と思っていたかもしれないし、そんなそぶりすら一切見せずに学校側の一方的な配慮だったのかもしれない。また学校側も過度な心配をしていただけかもしれない。しかし双方が結託していた結果の可能性も否定できない。いずれにせよ、町長の子供をヨイショするため、あるいは箔をつけるため、美術関係の賞はあらかじめ席が決まっていた。その所業で、失われそうになった才能があったことに違いはない。恐らくは似たような、そして本人すら気が付かない事案ってのが、結構あるんだろうな。

この町長が、仮に先生の在学中に失職したとしても、町の名士か何かだっただろうから、状況にあまり変わりはなかったはず。むしろ気になるのは、こうやって上げ底された環境の中で育った町長の子供が、どのような大人になったか、だよなあ......。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月29日 07:52に書いた記事です。

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