「吉田調書」の件と情報のコントロールとインタビュー効果と

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先日の【俺達しか持っていないはずの「吉田調書」を別新聞社が持っていた!? どうする?? 的な話かも】に関する補足的な話。一つしかないはずのマスター情報に対し、複数のルートから別々の解釈・内容説明の情報が出てきた場合、色々な状況が想定できるので、良い機会だから「情報のコントロール」とその危うさ、諸刃の剣的なところをちょいとばかり。

上のツイートの例は、某超大手商用サイトで「どこの店舗から個人情報が洩れてDM来たんだろうか」と探りを入れる際に、名前のあとにAやらBやらの無意味な文字を追加して各店舗で別々に使い、後程例えば名前に「A」がついたDMが来たら、それを使った店舗からの漏洩であることを特定できるという話。要は、一部にのみ別の情報を流してその部分を符牒とし、その流れを追うというもの。「あんたの名前、うんちゃらAってんでしょ?」「フハハハハ、Aという記号を付けたのは、あなたの店での買い物に限っての話。だから情報がDM会社に漏れたのは、あなたの店ルートなのだよ(SE:ずぎゃーん)」という感じ。


また今件からは同時に、インタビューやら内部告発者の言やら、機密とされている情報との前提があると、それがすべて事実であり確かなものという誤認を読み手に与えてしまうというトリック......というか詭弁的手法への再認識をも覚えさせてくれる。


昨今では積極的に、自分の有する主義主張における「専門家」(世間一般においては確からしさでは疑わしいものも少なくない)を持ちだし、その人の語りやインタビューを呈して、それが事実であるかのように見せる手法が使われている事例も多数確認されている(例えば某ニュースコーナーの某労組書記とかね)。あるトンデモ的発想に関してABC三人の人が支持していたとして、ABCそれぞれが自説を語るより、AがB、BがC、CがAに「インタビュー」と称して自説を語らせた方が、なぜか信ぴょう性は高まり、読み手は事実であると誤認してしまう。権威主義というのか、インタビュー効果というのか......。


「吉田調書」に関しては今後も他社から漏洩内容に関する言及があるので、誰がウソをついているのかが色々と分かってくると思う。まるで「人狼ゲーム」みたいな感じだ。最終的には本物のマスターとされる、政府側取得のものについての公開の是非も問われることになると思うのだけど、もし公開されるようなことになれば、まず最初に公開日を明らかにし、その日よりも前に「入手した」と宣言した各報道が、その全文をオープンにすることが大切。そうでないと、マスターが公開された後にいくらでも改ざんさせられてしまうからね。各社が手持ちの「マスター」を公開した後で、本当のマスター文が明らかになれば......まぁ、色々と「報道」そのものの根本に係わる、下手をすると生命線にすら関与しうる問題にすらなるかもしれない。

少なくとも今現在「マスター」を持っていると主張する企業のうち一社は、数十年も間違いだと指摘されてきた他案件の「マスター」情報について、指摘には一切耳を貸さず、頑なに信じつづけ、まともな検証もせずに公知を続けて各方面に多大な影響を与え、先日ようやく「元々の情報が間違ってましたテヘペロ」ってことをやらかしたばかりだからね。同じようなことを、同じような重要な案件で繰り返しているってのが事実となれば......どうなるのかしらね。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月20日 07:42に書いた記事です。

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