俺達しか持っていないはずの「吉田調書」を別新聞社が持っていた!? どうする?? 的な話かも

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この5月に本人の意向で非公開だったはずの、いわゆる「吉田調書」を独自入手したとして、その内容を基にあちこちにバッシングビームを浴びせまくり、それに対して色々とツッコミをしたくともマスターとなる「吉田調書」は非公開で検証もできず、朝日新聞が手に入れたとする調書自身も全文の公開はなされていないということで、いわば「朝日・吉田調書無双」状態だった件。先日産経新聞も入手したとして、その内容の分析・公開を始め、その話の内容が朝日新聞が伝えたものとそこかしこで食い違いを見せていたから、さあ大変。


との指摘にもある通り、調書そのものはすべて同一でその内容を新聞社側が色々と都合の良いように伝えた以外に、意図的に一部が改ざんされた「調書」が複数流通して、情報漏洩先を特定するツールとして使われている可能性もある。


「どっちもフェイクでした」という可能性もゼロじゃないけど。マスターの「吉田調書」が出ない限りは今後朝日と産経がつばぜり合いをしていくことになる。そしてその中で、都合の良いように手元の調書を改ざんして伝えていた側は、ますます窮地に追い込まれることになる。マスターが公開された時点で生じる責任が積み増しされるわけだから。

まぁ、事実が分かった時点で、フェイクをつかまされていた側(双方の可能性もある)は、「てへっ、ニセモノつかまされちゃってました」とする逃げ道は無くも無い。ただ、今件の場合、産経はともかく朝日側は、つい先日まで30有余年にも渡り似たような事案をしでかしまくり状態で、その話を公知してもまともに謝罪もせずこれまで生じた影響への対応もしていないことをやらかしている以上、言い訳は出来なくなる。

読売とか毎日が似たような形で別途「吉田調書」を入手して、色々と伝えはじめたら、色々な意味でリトマス試験紙的な状況が生じるのだろうな。複数の王様がテーブルに並んで座り、互いを「王様は裸だ」と言い合っている、そんな状態。さて、本当に裸なのは誰なのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月19日 07:43に書いた記事です。

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