マクドナルドの施策スピードの加速化、「チキンクリスプ」「チキンクリスプマフィン」「チキンエッグマフィン」の販売再開

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先日も触れたけど、中国で加工された食肉がエライ状況になっていたということで、その輸入元のファストフード各業者が大騒ぎになっている点。日本ではもっとも大きな影響を受けたマクドナルドだけど、そのマクドにおいて11日から「チキンクリスプ」「チキンクリスプマフィン」「チキンエッグマフィン」の3商品につき、全店での発売を再開することになったとの話。

いわく、チキンの輸入元をすべてタイからのものに切り替えたとの話で、一連の問題で対象となっている中国製のチキンは使用を中止。リスクヘッジを考えるともう一つ、二つぐらいは輸入元を確保しておかないと大変じゃないかなと思うのだけど、とにもかくにも対応が早い。これまでのマクドナルドでは考えられなかったようなスピード感。

そこまでせっぱつまった状況に陥るほどの事態だったという解釈もできる。元々マクドナルドでは業績悪化に伴い試行錯誤を繰り返していた時に起きた事件だから、ドタバタ感も強いのだろう。ただ、それを抜きにしても情報開示や施策転換のスピードは、いつもとは違う。やはり経営陣が変わると、そのあたりもがらりと変わるのだなあ、という実感。

今後各種施策がビジネス的にうまくいくかどうかは分からない。お客が戻ってこないと話にはならないし、戻ってきたとしても採算の上で頭を抱えることになる可能性は高い。あるいはマクドナルドの基本方針、方向性そのものも軌道修正を図られるかもしれない。

ただいずれにしても、今後動きがあるだろう、という機運は感じられる。牛丼を値下げし、鍋メニューを展開した吉野家みたいな......というと言い過ぎかもしれないけど。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月10日 07:40に書いた記事です。

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