情緒あふれる感がある・コンビニ店頭前の野菜売り場が一工夫されていた

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↑ 某コンビニの店頭の野菜売り場
↑ 某コンビニの店頭の野菜売り場


大手コンビニでは地域密着型の戦略を前面に押し立て、流通網も確保できたことから、この1、2年の間に急速に生鮮野菜をボンガボンガと提供するようになった。昔は小型のトラックであちこちに乗り付け、路上販売をしていたようなタイプの野菜がコンビニで買えるようになったのだから、消費者側としてはありがたい。

けれどもコンビニ側でも内部的なシステム作りの最中のようで、その売り方には右往左往・試行錯誤の様子がうかがえる。先日の【専用ゴンドラ導入、週替わり・月替わりのお買い得商品も...ファミマで野菜充実作戦開始】のように、店内に専用の棚を構築してチェーン店共通の仕組みづくりを行うところも出てきているけど、多くはお店単位で色々と四苦八苦しながらの状態が続いている。

店内で並べるのも一案だけど、コンビニは元々面積勝負なところがあるので、場所を取りやすい野菜は結構邪魔扱いされてしまう。店舗外に並べる事例は多いけど、店員の監視が行き届きにくくなるし、日差しに当たると野菜が早く傷んでしまう。第一、段ボールに詰めたままの野菜がずらりと並ぶのは(それはそれで荒々しくて良い、という考えもあるけど)、商品展開という点ではあまりお行儀が良くない。

で、先日足を運んだコンビニで見かけたのが、この粋でナイスな野菜売り場。運動会などで使う仮設テントの類を入口横に配して、そこにすだれを設け、その中に長テーブルを置いて野菜を陳列。店舗方向にはすだれが無い(日差し避けだからその方向は店舗自身が防いでくれる)ので、店内から様子を確認できるし、行き来するお客の目にも留まりやすい。立ち位置としてはレジ横商品に近い、まさに特等席な感じ。すだれそのものも実用面だけでなく、雰囲気もグッド。農協などでは結構よく行われている手法だけど、コンビニでこのスタイルってのは初めて見た。

色々と改良の余地はあるだろうけど、この仕組みのセットをコンビニの本部側で提供するってのもアリかもしれないね。野菜に限らず何かのイベントやキャンペーン用の窓口としても容易に流用できるし。

......いや、もしかしてこれ自身、すでにその試案の一つとしての展開なのかもしれないけど。

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このページは、不破雷蔵が2014年7月 1日 07:14に書いた記事です。

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