室内熱中症を防ぐための「気づき」シート

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↑ 熱中症予防・救急医療情報カード(三つ折りタイプ) 20℃~42℃の液晶温度計付
↑ 熱中症予防・救急医療情報カード(三つ折りタイプ) 20℃~42℃の液晶温度計付


昨日付で上書き更新した、週次の熱中症による救急搬送者数の推移動向の記事【熱中症による搬送者数は1週間で840人、今年累計4000人を超える(2014年6月9日-6月15日)(最新)】の後半部分でも触れているけど、東京都の世田谷区では一人暮らしのシニア層などに向けて「熱中症予防シート」なるものを配布している。電気代が気になる、あるいは節約志向が叫ばれる中、さらには温度の変化に鈍感な体質となっているのを受けて、高齢層が室内の温度上昇・湿度の増加によるリスクに気が付かず、水分補充や冷房のセットを怠り、室内熱中症に陥ることを防ぐための、注意喚起シート。

単なる注意喚起シートならどこにでもありそうなものだけど、これには液晶温度計が添付されている。玩具などでありがちな、特定温度にのみ反応して数字が浮かび上がるもので、その浮かび上がる温度イコール現在の周辺温度が注意なり警戒なりの領域に達しているようなら、すぐにでも対応をするべきというもの。

単純な注意喚起のポスターでは貼り付けてオシマイで、目に留める機会も滅多にないというのがオチ。しかし温度計を添付することで折に触れて目に留めることになり、それに合わせて喚起内容も合わせて読むことになる。しかも温度の実情によってはすぐに対応すべき内容が書かれているので、非常に分かりやすい、ストレートな仕組み。

組合せのあまりにもの巧みさに感心して、記事で紹介したわけだけど(上書きタイプの記事なのでいつかは消えるかも)、デザインの良さやアクセントとなるシロクマがヤケに気になって調べたところ、すでに類似商品が昨年発売されていて、それの世田谷区での配布版であることが判明。なるほど、元々原版的な商品があったわけだ。

実物を見ると「ああ、なるほど」と、まさにコロンブスの卵的な発想なんだけど、非常に良い取り組み的商品として、覚え書きも兼ねて紹介。デジタル的な機器もいいけど、こういうシンプルなもので、室内熱中症予防の仕組みを作るってのもいいよね。

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このページは、不破雷蔵が2014年6月18日 06:09に書いた記事です。

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