↑ M37 105ミリ自走砲
先日海外のオークションサイトebayでロシアの長距離爆撃機が出品されてちょいとした騒ぎになったけど(あの騒動真っ最中のウクライナからのものだと分かってさらに騒ぎは大きくなった)、それと比べればちょいと地味なものの、アメリカ製の自走砲が「Auctions America - Collector Car Auctions」で出品されたという話。
種類はM37 15ミリりゅう弾砲。軽戦車M24の車体を使ったオープントップ式戦闘室を有する自走砲で、105ミリりゅう弾砲M4と、対空用の12.7ミリ機関銃を装備。搭載砲弾数は126発。第二次大戦に使うために作られたもののそれには間に合わず、主に朝鮮戦争で使用されたとの話。また陸自ではこれを参考に、初の自走砲実装とすべく試製56式105ミリ自走砲が試作されたともある(改造したら重量増加で性能低下により量産には至らず)。
該当車両は1945年に建造され、その後1950年代までは練習用車両として使われ、1989年にはスクラップとして売却。その後MVTF(Military Vehicle Technology Foundation、軍事車両を収集する)が同型他車からの部品抽出や復元部品を利用することで1994年から1995年にかけて修復されたとのこと。
お値段は20万ドルから25万ドル。大体2000万円から2500万円。それなりに良いお値段。一家に一両、お宅の安全のためにいかがかしら(無理だろ)。
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