積雪被害に便乗した悪質商法

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アメリカで巨大台風が発生するとすぐに同時多発的に発生する、台風被害への寄付を装った献金詐欺や、悪質な商品販売の類の詐欺、ペテン、山師。先週末に日本で発生した大規模な降雪・積雪でもその類のものが(確認できるだけでも)いくつか見受けられる。

一つは上にあるように、当方がじかに体験したもの。昼時にちょいと買い物に出た帰り、突然不意に声をかけられる。「済みません、野菜買いませんか?」。ここは八百屋でもスーパーでも無く、ごく普通の公道。想定外の声掛けに、ちょいとパニックになるも、すぐに落ち着きを取り戻し、自分に声をかけたことを確認した上で、内容をざっと聞き。

話によると積雪で流通網が混乱した関係で、野菜をさばききれなくなったので、売り歩いているとのこと。同人誌を持ち運ぶような個人用カートには、4箱位の野菜......のはずなんだけど、それほとんど果物だぞ。しかも箱は結構傷んでて、昨日今日のものではないように見える。

さらにどこの地域のものか、あるいはどの店舗のものかといった、自分の素性については一切語らない。法的な問題でのツッコミもできそうな気はしたけど、厄介事を背負い込むのも面倒な話なので、「要らない」とだけ述べてその場を立ち去った次第。お年寄りなどは騙されちゃうんだろうなあ、あれ。......せめてどこのお店の人かぐらいは聞いておいた方がよかったかな。

この他にも、自分は直に対面したわけではないけれど、便乗した寄付嘆願の話もちらほらと耳にする。しかもその寄付を受け付ける口座が胡散臭いし、寄付を求める団体自身が「前科持ち」(法的な、では無く以前に似たような機会でお金を集めた上、会計処理をうやむやにして問題化している)。こういう輩がいるから、真の慈善団体まで活動がしにくくなってしまうし、「寄付は直接赤十字などにやるしかないな」ということになってしまう。関係当局はしっかりと取り締まってほしいものだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年2月20日 07:24に書いた記事です。

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