「黒子のバスケ」とテロ対応と

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↑ ツタヤに貼り出されていた「黒子のバスケ」関連商品取扱い中止のお知らせ


一部の反狂信者的な人物による脅迫事件でイベントのいくつかが中止に追い込まれた「黒子のバスケ」騒動。一時期は収まってたかに思えたけれど、
【「黒子のバスケ」脅迫で犯行声明文 毒入り示唆、コンビニが菓子撤去】などにもある通り今月に入って再び事態が動きはじめ、今度は毒入り菓子を店内に潜ませるようなことをほのめかす話まで出てきた。さらに一部ジャーナリストが「届いた手紙」云々などと称して煽り立てる(本人はジャーナリズムに則った報道だと主張するだろうけど、事件性を考えれば単なる煽り、犯人に対する支援にしか見えない)始末。

一番くじのコンビニでの発売も中止になってしまったし、写真にもある通りツタヤではくじだけでなく関連商品のすべてについて販売・予約受付まで中止する状況となっている(文面には「諸般の事情に伴い、現在『黒子のバスケ』関連商品の販売・予約を中止させていただいております。お客様にはご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。」とある)。

やはりこれって、初動対応のミスが後々まで尾を引いちゃってるって感じだよね。具体的にはテロ行為への犯人(もうこれは「テロ」と断じて良いと思う)の要求に応じてしまったことで、犯人自身は増長してしまうし、模倣犯を呼び込むことにもつながっている。要求に応じる・応じないにしても犯人特定・確保の確率はさほど変わらないだろうけど、少なくとも模倣犯の発生確率は減るし、要求に応じることによって生じる被害は減る。

また、報道関連にしても、今件を「アニメおたくのやることだから」的なニュアンスで、あまり真面目にとらえていない感がある。上記に挙げたジャーナリスト周りもそう。かつての「グリコ森永犯」を模倣している面もあるし、対象が何であれ、社会に混乱を与えた脅迫事件として、テロ的な対応を行政も報道も取るべきだと思うのだが、どうだろうか。

それとも何かな。対象がマンガ・アニメだから真面目に対応するつもりなどないのかな。

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このページは、不破雷蔵が2013年10月30日 11:55に書いた記事です。

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