医療機関と電力不足の関係...電力の不足は命のリスクを底上げする

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【東日本大震災に伴う計画停電・電力需給対策における病院・診療所への影響と対応に関する研究(日本医師会総合政策研究機構)(PDF)】



◆病院では自家発電機が93.6%設置されていたが、そのうち医療機能として利用可能なのは67.2%で、更に12時間以上の使用可能なものは38.0%、24時間以上使用可能なものは28.1%にとどまっていた。すなわち、医療機能に対応した自家発電機をもち、かつ12時間以上使用可能な病院は全体の約3分の1にとどまり、今後非常用発電設備の拡充が必要とされている。

◆医療機能を備えた自家発電機の状況を病院の種類別にみてみると、三次救急施設は12時間以上の自家発電機の備えが84.1%と多くの施設で備えていたが、二次救急施設になると40.7%と半減し、初期救急施設も34.4%となっており、三次救急施設以外の自家発電機の備えは十分とはいえない。


震災の時には電力断絶で多くの病院が、患者へのリスクを上乗せせざるを得ない状況に追い込まれている。正確な統計はないけど、直接的な震災起因以外で病症悪化をもたらした事例も少なくないはず。

にも拘わらず、病院周りの自家発電機の発電力を「埋蔵電力」扱いした前首相が、誤りを訂正せずに総括もしないものだから、「電力足りなくて病院がピンチ? 自家発電機使えばいいんじゃない?」的な風潮が広まりつつある。

その病院の実情をレポートしたのがこの書類。ほんのひとかけらでも「電力不足で病院はギャーギャーいうな、自前の発電機使え」と思っている人がいたら、まずは一読して欲しい。


(ソース:【ツイッター】)

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このページは、不破雷蔵が2012年4月26日 06:44に書いた記事です。

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