めだかの捕食活動と「生物学的1/fゆらぎ」との関係

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【メダカの食欲誘う「揺れ」特定 釣りや漁業に応用も】
【メダカは生物学的1/fゆらぎを利用してミジンコを捕らえる! ~捕食者と被食者の関係性を数理モデルとして定式化することに成功~】


メダカは、水中に漂うごみと餌のプランクトンをどう区別して食いついているのか―。餌となるミジンコの動きを分析し、メダカの捕食行動を引き起こす「揺れ」(波形パターン)を特定することに、自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の渡辺英治准教授(動物行動学)らの研究チームが成功、


今回、基礎生物学研究所の渡辺英治准教授と松永渉研究員は、捕食者である小型魚類(メダカ)が被食者である動物プランクトン(ミジンコ)を捕らえる際のメダカの視覚系の働きに着目して研究を行い、メダカはミジンコの運動パターンから生き物特有の動きを瞬時に抽出し、これをハンティングに利用していることを明らかにしました。ミジンコの運動パターンの数理モデル化と最新のバーチャルリアリティ技術により、この生き物特有の動きは生物学的1/fゆらぎで特徴づけられることが分かりました。


要は「めだかは、ゴミと、エサとなるミジンコとの違いを、生物が持つ特有の動き1/fのあるなしで判断して食べている」という発見。逆説的に考えれば、この1/fゆらぎをルアーなどに起こさせることで、本物と間違わせることもたやすくなるのかな~ということのようだ。とこまでシンプルな機構を創れるか次第だけど、面白そうな話ではあるわな。

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このページは、不破雷蔵が2012年1月12日 07:14に書いた記事です。

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