【更新】セシウム検出量の多い米、カリウムが少ない水田で

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[高セシウム米、水田にカリウム肥料少ない傾向]



福島市大波地区などで収穫されたコメ(玄米)から国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、規制値超のコメがとれた水田では、カリウム肥料の使用量が比較的少ない傾向にあることが25日、福島県と農林水産省の調査で分かった。

調査は、同地区や同市渡利地区で、規制値超のコメがとれた水田とその周辺の規制値を超えなかった水田計31か所から土壌を採取して分析。県などは、セシウムはカリウムと性質が似ているため、カリウム肥料が少ない水田で代わりにセシウムを吸収したとみている。


【土壌と白米と玄米と】【野菜・果物の土壌中からのセシウムの移行具合一覧】など多数の記事で取り上げているけど、植物がセシウムを吸収してしまうのは、ひとえにカリウムと特性が似ているから。そのカリウムが少なければ、似たようなセシウムを取り込んでしまうのは当たり前の話。逆説的にカリウムを意図的に、多めに与えればいいのではという話にもつながっている。

......って。そういや【塩害農地改善に救世主、か? パート2...別視点での発想から】でも触れたけど、カリウムは塩害対策にも役立つような。もしかして、一石二鳥?

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このページは、不破雷蔵が2011年12月26日 07:39に書いた記事です。

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