【更新】「英雄譚」から「落胆」「やっぱりそうだったん」へ

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[原発で怒鳴る菅氏、克明に 池田前経産副大臣が手記]


東京電力福島第一原発事故の際、政府の現地対策本部長だった池田元久前経済産業副大臣が3月11日から5日間を手記にまとめた。当時の菅直人首相が震災翌日に原発を視察し、東電社員を怒鳴り散らした様子などが細かく描かれている。

「菅さん、怒鳴り声ばかりで、話の内容はそばにいてもよく分からなかった」
「"技術的に理解できない"で、決断をしない」
「決断を迫ると、キレたようで、突然何事かわめきはじめた」
「極度のプレッシャーがかかるとにわかに判断停止する悪癖がある」
「あとは、怒り・暴言・叱咤ばかりで、官邸スタッフはそんな醜態を隠すのに躍起」
「24日からの長期外遊も、そんな状態を見かねた伸子夫人の進言」


手記の書き手側のイメージが混じっている部分もあり、どこまで「真実」かについては今後の追加資料・検証待ちだけど、少なくとも行動パターンについては、通常時での行動様式や語られている性格とほぼ一致しますな。

この記事が出た後「それでも元首相は英雄的な決断を云々」という擁護する意見もあるけど、それも【生じる齟齬。誰が真実を話し、誰が間違い、誰が嘘をついているのか】でほぼ否定済み。「官邸スタッフはそんな醜態を隠すのに躍起」と、先の記事も合わせて「英雄譚」的な詳細情報(しかも後の検証で否定されたわけだが)が双方とも毎日新聞から出たあたりも考えると......どうなのかしらね。一応、覚え書き。

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このページは、不破雷蔵が2011年12月20日 07:43に書いた記事です。

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