「震災7日間」読み返して、感想を追加

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『震災7日間(アマゾン)』



と、べたなタイトルだけど、先に【「震災7日間」 読了】で紹介した『震災7日間』。当方、気に行った本は何度も何度も読み返して、その中で新たに気付いた事とか見つけたことを楽しんだりするのだけど。「震災7日間」も読みなおしていくつか気がついたことを覚え書き。

他の人が「作者の下積み生活がそのまま震災時の対応にも活かされた」って感想述べてたのが目に留まったけど、それはまぁその通りで、これは自分がわざわざ語ることもないだろうからおいとくとして。あと、やっぱり「時間の経過と共に絵が上手くなってるよねぇ」という細かい部分も、他で指摘されるだろうし、これもおいとく、と。

まず一つはその下積み生活を描いた「一進一退まんが道」の部分が、意外に読ませてくれる内容だったことに注目。個人事業の開廃業出まわりの心境とか、クリエイティブな自分の創作部分に行き詰まりを覚えた時に、色々な名作、同じジャンルの先輩諸氏の作品を片っ端から読んだり観たりして何かを吸収しようとするとか。まぁ参考になるというか、色々と思いだしてしまったりするとか(笑)、やけにリアルなのよね。当方、漫画家先生じゃないけどさ(ちなみにこれ、選択する作品にもよるけど、かなり効果あります)。

そしてもう一つ。災害社会学的にはこちらの方が要注目。「震災一ヶ月」で、本震後の一か月後におきた大きな余震で、かなり心が折れたことについて触れてるけど、これ結構重要......というか留意しておくべき事柄なのよね。転んで痛い目にあって、それでも立ち上がろうとしてよろけている時に、再びこけると、「もういいや、どうだって」とやけになりかねない。一度目のショックよりも物理的なものは小さくとも、精神的なダメージはかなり大きい。

心理学的にどのような名称なのかまでは分からないけど、この「復帰しかけの時の挫折によるダメージ」ってのは、何も震災に限ったことじゃなくて、多種多様な事象でも当てはまる。自分自身についても、他人に対しても、十分配慮してほしいと思うのであった。

(最終更新:2013/08/28)

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このページは、不破雷蔵が2011年8月29日 12:53に書いた記事です。

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