「震災7日間」 読了

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『震災7日間(アマゾン)』





以前【「震災7日間」】、そして【「震災7日間」その後】で紹介した、震災直後からの動向を描いた、槻月沙江先生によるドキュメンタリー漫画「震災7日間」。今日吉野家に立ち寄った本屋で、メインのミッションには失敗したけど、代わりにレジ横に山積み......というか平積みになっているのを見つけて、思わず購入。知らなかったヨ。というか、後で調べて分かったんだけど、これ、今日発売なんだよね。で、当方が手にとったのも含めて、あと二冊しかなかった。ってことはかなり売れてるっぽい。

内容はといえば、pixivで投稿されたラフ状態のドキュメンタリー漫画の完成稿(要はペン入れ済み版)。ラフ状態しか見ていなかった当方としては、「ペンを入れるとこんな絵なんだ」と新たな認識と共に、ラフ漫画とは違った感覚......力強い実態感、リアリティが伝わってくる。また、ラフ版とはちらほら描き変わっているところもあるので、それを探すのも一つの読み方かな。

まぁ「7日間」だけでは当然一冊分埋まるはずも無く。その後の様子として「実家は通常運転」「震災一ヶ月」、さらには作家先生の「これまで」を描いた「一進一退まんが道」、そして巻末に出版された経緯がインタビュー形式で掲載されている。「一ヶ月」だけは別冊spoonからの再録だけど、あとは「7日間」のペン入れ版も含めて描き下ろし。

価格はちょっとお高めの1300円+税。でも久々に「買って良かったな」と思える一冊でした。これをきっかけに槻月沙江先生には頑張ってほしいものですネ。

一言蛇足。表紙はラフ画が使われているけど、これ大正解。恐らくは多くの人が、これで「あ、あれだ」と気がついて手にしたと思うよ。

(最終更新:2013/08/28)

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このページは、不破雷蔵が2011年8月26日 17:30に書いた記事です。

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