国際専門機関からも「意味無いからヤメレ」と突っ込まれたドイツの太陽光発電政策

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【IEAに政策変更を勧告されたドイツの太陽光発電 両立しない固定価格買い取り制度とキャップ&トレード】


こうしたことから、IEAは07年のドイツに関する国別レビューの中で、特に太陽光に関して「高値のFITは費用効果的ではないので、これ以外の政策の採用」を勧告している程である(同じレビューで原子力発電のフェーズアウトの見直しも勧告している点は興味深い)。

もちろん、FIT導入にはエネルギー安全保障、雇用、技術進歩など別の観点からの総合的検討が必要である。従って本稿でドイツのFITのすべてを否定するつもりは毛頭無いが、少なくとも太陽光に関しては賢明な政策とは言い難い。

実際、ドイツではIEAの勧告や電気料金引き上げに対する国民や企業からの批判を受けて、太陽光については10年の1年間だけで3度も買い取り価格を引き下げ、以降も継続的に引き下げの方向である。これまでの議論から明らかな通り、ドイツの最大の問題点は高い買い取り価格を20年間固定することで極めて巨額な補助金が累積することである。


先日の【「ドイツやスペインは電力を定額で買い取って太陽光発電に大成功」という話の真実】の話に関連して、【こういう記事も掲載されていますヨ】ということで教えてもらったもの。ざっくりとまとめると「ドイツの太陽光発電の促進政策と固定額での買い取り政策について、専門国際機関のIEAからも「エコじゃないし金かかるだけだから止めれ」と警告された」というわけだ。ついでに「サポートする火力発電のアイドリングが増えるので、二酸化炭素が増えるんじゃないか」というツッコミまで。

ダメじゃん、それ。

まぁ、太陽光発電そのものがダメなんじゃない。むしろ今後の発展開発性能向上余地を考えれば、先はかなり面白いし興味深い。ただ、今の時点で大量投入すると痛い目にあうのは必至だよ、ということ。将来有望な小学生をいきなりプロ野球に大量投入させて、皆が皆肩を壊してその可能性をお釈迦にしてしまい、うほうほなのは彼らを推挙した代理店とスカウトマネージャーだけだった、みたいな。

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このページは、不破雷蔵が2011年7月12日 08:39に書いた記事です。

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