13時の開店時にはたくさんのお客様がご来店されました。「スイーツがある!」「温かいコロッケ、フライドチキンがある!」と喜んでいただき、たくさんの笑顔をもらいました。 店舗を開店するには、色々な許可を受け、色々な方にご協力頂かなければなりません。被災された方々のライフラインになるならと大変お忙しい中応援して頂いた、陸前高田市役所・保健所の皆さん、急いで電気を通してくださった東北電力さん、そして、4日間という短期間で店舗を設営して頂いた大和リースさん。皆さまに心からお礼を申し上げます。
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↑ 該当地域近辺
本日、陸前高田市に行ってまいりました。仮設店舗のプレオープンに立ち会うためです。その前に、津波により流失・倒壊した店舗を廻りました。言葉も出ませんでした。陸前高田市は最も津波の被害の大きかった地域のひとつです。あまりの悲惨さに、改めて今回の震災の恐ろしさを感じました。
前にも何度か触れたけど、多くの人は日常を壊されるのが一番イヤな思いになるし、日常生活の中にいる自分を確認すると、一番安心する。昨今の社会生活においては、コンビニで色々なものを見つけて買えるってのも「日常」の一つ。だからこそ、「スイーツがある!」「温かいコロッケ、フライドチキンがある!」ってのがビリビリ伝わってくる。
前にもちょっと触れたかな。該当店舗の話を【ローソン、岩手県陸前高田市の仮店舗第1号店、4月22日7時に開店】でしたんだけどさ。Google Mapで店舗設置予定地を探したあと、少し視線を引いたら唖然としちゃったのさ。
該当地域ってちょっと高台にあるんだけど(だからこそ津波の被害を免れたともいえる)、そこからちょっと南に下った地域、ほとんど壊滅状態なんだよね。GoogleMapもEarthも地震後のデータにさし変わってるので分かるんだけど。こんな表現して良いのかどうか分からないけど、資料写真で見た、太平洋戦争直後の、空襲でほとんど焼け野原になった東京都心部のそれに近いんだよね。一角はいまだに水没したままのような状態なのも確認できるし(水田地帯のようだけど、塩害が大変だろうな)......。なんというか、怒りやら悲しみやらむなしさやら虚空感やら、なんとも表現しきれないものがね。。。
該当地域って、当然ながらストリートビューは使えないんだ。でも実行してみると分かるんだけど、ストリートビューと並行して機能実装されている、拠点拠点の写真機能は活きているので、かつての盛況さをかいま見ることができるんだな。その情景写真と現在の様子のギャップに、改めて状況の再確認をすると共に、色々なものがこみあげてくる。
上のローソンの記事「あまりの悲惨さに、改めて今回の震災の恐ろしさを感じました」という一言の中にも、恐らくは、色々な気持ちが込められているはず。そんな気がしてならない。
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