【更新】フランスからの原発事故支援物資、An-225経由より先行のものの覚え書き

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防護服1万着日本に送付 仏アレバと電力公社]



フランス外務省は17日、仏原子力大手アレバと仏電力公社(EDF)が同日、日本向けに放射線防護服などの物資を送ったと発表した。仏は電力の約8割近くを原子力に頼っており、この分野で高い技術と経験をもつ。EDFは専門家の派遣も準備しているという。

日本向けに送付したのは防護服1万着のほか、核分裂反応を抑えるホウ酸100トン、防護手袋2万組、防護マスク3千個など。


【AREVA is mobilized for Japan(2011/3/16)】

AREVA社、活性炭防護マスク3000、防護服1万着、防護手袋2万組、EDFによる中性子吸収材ホウ酸100トンを日本に空輸。


【AREVA provides support to JAPAN(MARCH 18)】

AREVA社でチャーターされた貨物輸送機は防護服1万1000着、自立式酸素補給装置200セット、EDF提供の85トンのホウ酸を乗せてシャルルドゴール空港を東京に向けて出発。もう一機も防護手袋4万組(※2万組・4万個の意味?)・10トンのホウ酸を乗せて出発。

※3/16の分の具体的空輸報告と思われる
※同ページ3/22分には、先のAn-225で運ばれた機材の内容が書かれている
※同ページ3/21にはAREVA社のドイツ支社から各種機材と共に要員が派遣されたことが示されている


【Support for the Japanese authorities(フランス外務省、3/17)】

フランスの原子力関連団体AREVAとEDFが1万の防護服・2万組の手袋・3000の保護マスク、100トンのホウ酸などを輸送する為に飛行機をチャーターしたこと。東電をサポートするための機材を贈る準備をしている(An-225便のこと)


......以上、昨夜ツイッターで指摘を受けて、各方面の一次ソースを探した結果の覚え書き。すべて公的情報。「ほぼ本当です。米軍情報」とかいうレベルの話じゃない。

少なくとも先週頭には相当量の防護服なり手袋なりが届いているはず。これに関して政府の各機関や東電からの発表は一切無く、東電でも積極的に活用された気配は見られない。よもや税関などで足止めとかいうことはないだろうし、これだけの量があれば先日報じられた悲惨な出来事もなかったはず。

どうなってるのかなあ。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年3月26日 09:05に書いた記事です。

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