引用したり参考にする時にはちゃんと引用元を書こう、そして「元記事はどんなものか」「誰が書いたか」を調べよう

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これの大本の記事【Japan Blocks the Young, Stifling the Economy】(アクセスできない場合はタイトルをグーグルで検索して、そこから入ればOK)が今朝ツイッターのタイムラインに挙がった時にも言及した話。今件は「はてな」でほぼ全訳したものが掲載されたことで、結構広がったみたい。

で、これだけ読むと「日本はやっぱりダメだ」って感じが強くなるんだけど、よく読めば分かるように、一つの事例を強調して全体像とすり替えたものになってるんだよね、原文が。それを引用元を明記せずに(タイトルが一応掲載されているだけ良心的だけどリンクがないよね)伝言ゲームやっちゃってるから、「のせられちゃってる」って感じになる。書かれてることは事実かもしれないけど、それは一面性でしか無く。それを殊更に強調するのは悪意すら覚えるね。今流行りの「ブラック企業」云々のと同じ。

また、筆者の「MARTIN FACKLER氏」。この人の執筆した記事を検索すると、今記事も含めてかなり恣意的な内容が多いのが分かる。どんな方向性で恣意的なのかは、今記事を見ればお分かりの通り。

「踊らされない」ためにも、引用・参考にしたものがあればちゃんとソースを明記し、存在しているのならそのページへのリンクを張ること。それで読者に正しい情報を提供し、検証する機会を与えることができる。それは同時に、自分自身の記事の土台をしっかりとしたものにしてくれる。中には法人系のサイトなのに「これ、どこからのソースだ? ほとんどコピペなんだけど......」というのがあるからねえ。昼過ぎに挙げたうちの1本も、そういうものを見つけてうなってただけに。

まぁ、そんなとこ。自戒の意味も込めて。

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このページは、不破雷蔵が2011年1月30日 17:26に書いた記事です。

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