【更新】ロシア大型機Tu95(ツポレフ)日本周回飛行、空自追尾

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[ロシア爆撃機を自衛隊機などが追尾]





インタファクス通信によると、ロシア国防省は12日、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機「ツポレフ95MS」4機が同日、太平洋と北極海の上空を哨戒飛行し、日本の自衛隊と韓国軍、ノルウェー軍の戦闘機計10機の追尾を受けたことを明らかにした。



航空自衛隊の発表リリースは[こちら(PDF)]で、それによるとTU-95型2機、とあるね。【ロシア、戦略爆撃機による24時間パトロール飛行を再開・15年ぶり】にもあるように、原油価格の高騰に伴う経済の立て直しを受けて、戦略爆撃機の偵察行動も通常ルーチンのものに戻されている。今回も長距離の偵察&練度維持のための航行がメインで、さほど気にする必要はないかな、と。Tu-95MSはミサイル母機なので敵性エリアに近づきすぎるのは意味がないし、偵察行動と訓練を兼ねられるだけの機体性能はもってるからねぇ。それに上のインタファックスだと「4機」となっているのに、空自発表では2機とあるところから、航路過程で分岐して別々の航路で帰還したんでしょうな。【過去の空自の報道発表資料】で「ロシア機」をキーワードにページ上を検索すると、同機の来襲は山ほど確認できるよ。それと海外の新聞では検索しても全然引っかからないので「いつものこと」レベルなんだろうな、と。

まぁ、確かにタイミング的にAPEC開催中に飛ばすのはどうよってのはあるね。プーチン・小泉時代なら絶対無かったか、後で空軍関係者がプーチン氏の「背負い投げ」を食らっていたことは必至だったろうけど。あとは......そうだね。確かに日本周辺への航行は数多いけど、これほどまでにキレイにぐるりと周回航行をしたのはちょっと見つからない(2年間さかのぼった限り)。何らかのメッセージ性がある、と思った方がいいのかしらね。単に燃料がもったいないだけだったりして。

最後に。これが中国軍機や韓国機なら、現行政権とマスコミはちゃんと伝えていたかな_?

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このページは、不破雷蔵が2010年11月13日 12:52に書いた記事です。

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