眠れる「団塊の金融資産」は眠ったままでした。第一それ、余剰資金じゃないし

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【不発に終わった団塊退職特需 眠れる金融資産"900兆円"のシニア市場を切り開け!】


団塊世代のリタイアによりシニア市場が花開くとの予測は、"空振り"に終わった。総務省の家計調査のデータによると、団塊世代退職後(2009年)の60 歳代の1世帯当たり消費支出は、団塊世代退職前(2005年)と比べて約6%も減った。ただし団塊世代が加わったことで、世帯主が60歳代の世帯数は4年前に比べて約10%増加している。だからこの世代の消費が、わずかながら増えていることは間違いない。とは言うものの団塊世代の退職により、シニア世代の消費が大いに盛り上がったと見ることは難しい。


数年前まであれだけ騒がれていた「団塊世代定年退職需要爆発」なんてのはどこにもなかった、と。まぁ不景気が重なって、余計に守りに入ったってのがあるんだろうけどね。【50歳代以上で貯蓄総額の8割強...世帯主の年齢別貯蓄総額分布をグラフ化してみる】にもあるように資産を持ってることは間違いないんだけど。余ってるわけじゃないんだよ、年金だって色々怪しいし、という感じなのかね、きっと。

ただねぇ。元記事の

しかし残念ながら、シニア世代の多くは消費に消極的だ。日本人の民族性なのか、特にシニア世代には「子孫に美田を残す」的な価値観が強く、自分の楽しみのためにお金を使おうとしない。彼らが持つ900兆円もの金融資産の大半は、預貯金として眠ったままである。


これはどうなのかなぁ。「自分の楽しみのためにお金を使いたくても存分なお金がない人」が多いだろうし、ある人はある人で【高齢者の7割強は「子の世話無しでいいから、財産は自分で使い切る」】ってデータも出てるんだよね。やっぱりちゃんとお金の面から考察した、ライフプランの構築をするっていう考え方の浸透化が大切だよな、と思う今日この頃。

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このページは、不破雷蔵が2010年10月12日 21:16に書いた記事です。

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