猫のゴミ箱「投函」事件、2つの罪で起訴に

不破雷蔵 (2010年9月22日 12:28) | コメント(0)

英イングランド中部コベントリー（Coventry）の道端のゴミ箱にネコを捨てた女性が20日、動物に不必要な苦しみを与えた罪で起訴された。ネット上では、この映像が投稿されるや、大々的なヘイト（憎悪）キャンペーンが繰り広げられていた。

英王立動物虐待防止協会（Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals、RSPCA）によると、起訴されたのは銀行員のメアリー・ベール（Mary Bale）被告（45）。ネコに適切な環境を提供しなかった罪でも起訴された。

ベール被告は、来月19日にコベントリーの治安判事裁判所に出廷する。いずれの罪状も、有罪になれば、禁固刑および一生涯にわたる動物飼育の禁止が言い渡される可能性がある。

「現場」の監視カメラ映像を飼い主がYouTubeにアップロードしたことで世界的な事件にまで発展した、一連の「猫投函事件」。詳細は【猫の逆襲】で解説した通りだけど、結局動物愛護関連の法令や、猫に適切な環境を提供しなかった法令で起訴されることに。

なんというか、起きた事件そのものは現代のストレス社会を象徴するようでもあり、少々心が痛むものではあるけども。その後の展開というのがまた別の意味で「デジタルな現代社会」を象徴しているようでもあるわね。

何にしても、飼い猫をそのままゴミ箱に入れちゃいけない。これだけは確か。

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執筆:不破雷蔵
■早稲田大学商学部卒。投資歴10年超。本業の事務所では事務その他を担当。ウェブの世界には前世紀末から本格的に参入、その前後からゲーム系を中心とした情報サイトの執筆管理運営に携わり、その方面の経歴は10年を超す。商業誌の歴史系、軍事系、ゲーム系のライターの長期経歴あり。ゲームと歴史系(架空戦記)では複数冊本名での出版も。経歴の関係上、軍事、歴史、ゲーム、ゲーム情報誌、アミューズメント系携帯開発などに強い。現在ネフローゼ症候群で健康診断も兼ねて通院、食事療養中。
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