景気ウォッチャー調査の結果でも在宅勤務の影響を示す言及が

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新型コロナウイルスの流行で急激に進んだ在宅勤務の影響で、ビジネス街の就業者目当ての商売、特に飲食店がえらいことになっているという具体的な話が色々と出てきて、やはり言われていたことは本当だったのだなと言う実感。就業者数がいきなりドンと減ったわけではなく、それぞれの自宅で閉じこもって作業をしているのだから、就業先の会社周辺にあった飲食店は、お客が来なくなるのは当然の話で、結果として売上が立たなくなる。

人の巡りでお金は動く。人が動かなくなればお金も動かなくなるのは当然の話。それに飲食店に限れば、三密避けがあるので集客の効率も悪くなるし。

気になったのは具体的にオフィススペースの解約が進んでいるとか、飲食テナントの新規出店の案件が出てこないという話。閉業しての解約なのか、在宅勤務を恒常的に行うようにしたのでスペースを縮小するという考えなのか。テナントの新規がこないというのも、外食の不調状況はもうしばらく続くという見通しが立ってしまっているのか。

以前も言及したけど、新型コロナウイルスの流行が解消するのにはもうしばらくかかるし、仮に解消したとしても一度生じた在宅勤務へのシフトは、なかなか元に戻りそうにはないんだよね。全部がというわけではないけど、在宅勤務を永続的にと考えている人や企業も多いはず。

と、なると今件のようなビジネス街での外食とか、企業のテナントまわりとか、かなり大規模な調整が行われることになるんだろうな。「新しい社会様式」の話が出た時に、あちこちからブーイングが生じたけれど、あれって実のところブーイングの対象どころではなく、本当の意味での来るべき未来の社会様式となってしまう可能性も否定できなくなってきたわけだ。

他方景気ウォッチャーのコメントには、劇場版「鬼滅の刃」の盛況ぶりで、映画館を併設だか近所にあった百貨店が、観賞者の人の流れがお店にも来て大万歳というのもあり、色々な意味で社会の実情を示しているなと思った次第ではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月11日 07:57に書いた記事です。

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