「「日本食」のはずが中華風に 英料理番組に批判殺到」の話

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英放送局チャンネル4の人気料理番組で、日本をテーマに料理の腕を競うはずが、出場者が中華風やインド風の料理をつくってしまい、批判が殺到する事態となった。英紙インディペンデントは「無知で差別的だ」との視聴者の声を伝えている。

この番組はパンやケーキ等の焼き菓子をメインとしたアマチュア料理人によるコンテスト。今件は番組初の日本をテーマにした料理作りが行われたもので、該当する料理は公式サイト thegreatbritishbakeoff.co.uk から、取り上げられているインデペンデント紙は www.independent.co.uk/topic/great-british-bake から確認ができます。


実料理はチーズバーガー的な蒸しパン、抹茶のミルフィーユケーキ、チキンなカレーまん、スーパーマ●オに出てきそうなきのこや犬やパイナップルの形をしたケーキで、日本食や和食とは言い難いものですが、作り手の日本のイメージが体現化されたものとしては納得できなくもありません。

一方、一部では差別的だとの意見があり、それを拡大する形で記事は伝えていますが、番組にも料理人もそのような意図はまったく見られません。


先日ネット上で話題に上った、日本をディスった、民族的な差別をした(原典ではレイシスト云々との表現あり)とのことで物議をかもしたイギリスの料理番組の話。その方面の専門家がいるのかどうかということもあるし、数字的な話を明確に出せるわけじゃないからどうなんだろうというのもあったのでしばらくホールドしておいたけど、誰もツッコミ解説をしなかったので、重い腰を上げる形で実情を解説した次第。

元々この番組、アマチュアパン屋(パン料理人)をテーマに沿って料理を作らせて競い合う番組で、当然料理はパンなどの粉もの。ご飯とか煮物とかお漬物という感じのものは基本的に無理。そもそもパン屋でそういうものは出さないよね。寿司もダメだな。

番組のサイトを見れば分かるけど、料理人にも番組にも日本をディスる、差別する意図は無し。そもそも日本食ではなく、日本をテーマにしたパンなどの粉もの料理なので、料理人がイメージしたものであればいいわけで。作り手が日本をこんな感じに、そしてテーマに沿った形で料理にしたまでの話。どこにも日本を卑下したり差別するような意図はない...というかこれでレイシズムとか言い出す方が頭がハッピーセットな感じ。

それに調べた限りでは日本をディスる、差別云々と言ってるのは、一部のソーシャルメディアでの人とか、お騒ぎ系ユーチューバーとか。日本なら悪質系まとめサイトやユーチューバーのレベル。それを大衆紙などが殊更に騒ぐ形で取り上げ、それを日本の通信社がそのまま多数派の意見のごとく伝えている。

というわけで「「日本食」のはずが中華風に 英料理番組に批判殺到」の話は、番組にも料理人にも日本をディスるつもりはさらさらなく、一部のお騒ぎ組の語りを大きくした悪質系まとめサイトのような所業の結果によるものということ。

...それにしてもインデペンデント紙がこういう話の旗振りをするとか、それこそ悪質系まとめサイトの論調を日本の通信社がそのまま一般報道として取り上げてしまうとか、今の報道界隈の実情を色々な意味で知ることができる話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年10月31日 07:40に書いた記事です。

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