「ヤマザキパンにカビが生えにくいのは添加物のせいだ」とする定期的フェイクニュース

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先日ちょいと話題に上ったお話。子供の自由研究でランチパックになかなかカビが映えなかった。これは添加物のせいだ、添加物コワイ、それを使うランチパックもコワイ的なものがあり、それを賛美する大人たちという話に四方八方からフルツッコミが入ったというもの。ヤマザキのパンに関しては定期的にネタとして上がるのだけど、何で製造努力で成し遂げたものを難癖つけられてウソネタで叩かれなきゃならんのよという理不尽感。この子供の保護者とか先生は何をしていたんだろう。

せめて「封を開けた状態のランチパックとの比較はしてみた?」という、科学検証の上では必要不可欠な比較を薦めなかったのだろうか。


ランチパックにカビが生えにくいのは事実。そこからどのような実情を探り当てるかは当人の資質の問題で、もちろん間違った結論に行き着くこともある。それを正すのが大人の役割のはずなのだけどね...先日のお菓子のパッケージが無駄だという高校生の話を思い出してしまった。


困ったことにこの類のフェイクなウソ話はさくりと広がるリスクがけた違いに増えている。発言力、公知力のある人が人気を集めるため、金儲けのために、思っただけだからという軽い気持ちで、うその情報を流していく。自分がうそを流すという悪いことをしているとの意識などさらさらないのだろう。だって思ったことを言っただけだもん、的な。

そういうスットコドッコイは逐次叩いていくしかないのだけど、叩いたところで益があるわけではないし、大体がくたびれもうけの骨折り損となるばかりで、バランスの取れない構造になっているのは事実。公的機関による警察力のようなものを持った組織で手がけないとダメな気がする。下手をすると言論弾圧になるので難しいところではあるのだけど。

となれば、現状では一人一人が自己防衛に走るしかない。いわゆる自己防衛おじさんしぐさ。そのためにも基礎的な教養ってのが欠かせないのだな。勉強は結局のところ、自分自身を守る武具になるのだよ、と。

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このページは、不破雷蔵が2020年9月28日 07:50に書いた記事です。

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