原作と謎のアンソロと

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作品に対する版権の概念がまだしっかりとしておらず、アンソロジーの類が比較的低いハードルでどんどん出ていた時代があった。古本屋で色々と確認すると、そういう時代の「今でも結構知られている有名な作品を題材としているのだけど、どうも見たこともない出版社のとか、対象年齢が違う区分のアンソロジーがわらわら出てくるのだけど」と戸惑うことがある。ただそういう冊子の中でも、今でも有名な、あるいは今では有名な作家先生が参加していたりするので、チェックは欠かせない。

今ではあまりそういうものは見かけられなくなったし、その類の作品が本屋側の意図によるものか、錯誤を狙ってのものか、単純に相乗効果を期待してなのかは不明だけど、原作の横に並べられることもなくなった。とはいえ、皆無になったわけではないし、作品名だけを見て、あの文字面があるからアレそのものかアレに関連するものだと思ってしまう可能性は否定できない。

なので今件は草案件などではなく、むしろ親切な気配りの結果と考えることができる。評価に値する。...というよりそういう事案が実際にあった、あるいはその可能性が高い事象が確認できたのだろうな。

また今件はひらがなが多分に使われているので子供向けというのは分かるのだけど、同時に大人にも向けられたメッセージにも違いない。特に子供にせがまれて何か人気作品の本を買いに来た保護者が、それっぽいタイトルなので買ってみたらヤバい方面のアンソロだったというリスクが体現化する可能性はゼロとは言えない。

人気のコンテンツともなれば色々な派生商品が登場するけど、こういう悩みもあるのだよね、と。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月26日 07:23に書いた記事です。

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