お客へのアプローチの方法論

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フォロワー数を一定以上集めたら単行本を出してやるという編集者の話を先日したけれど、結局それは不特定多数に向けた情報発信をする手段を持っていない人には単行本を作る資格はないということになる。そりゃもちろん、作家のフォロワーは多かれ少なかれその作家の作品のファンだろうというのは想像できるのだけど、pixivなどのような作品アップロードの場ではない以上、ファンであるとは限らないのもまた事実。ファンであったとしても、そのファン度合いは高くない人が多分だろう。

スナックやクラブ、あとは例えば車のディーラーでは当たり前の話だけど、潜在的な客層には葉書などで直接アプローチをかける。不特定多数に向けた手立てではなく、直接あなたへという方法でお知らせすることで、特別感を演出してハートをわしづかみにする。皆にばらまいたチロルチョコではなく、個人の名前を書いて贈ったチョコには、特別なパワーがつぎ込まれているという感じ。

SNSは確かに便利でコストも低く抑えられる情報発信のツールには違いないけど、そればかりに頼っていると何か大切なものを忘れてしまうのではないかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月 4日 07:17に書いた記事です。

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