ツイッターにユーザー課金導入検討の話

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Twitterのジャック・ドーシーCEOは、サブスクリプション(定期購読)の可能性を含め、ユーザーから収益を上げるための追加方法を模索していると発言したことが報じられています。


ドーシー氏いわく、Twitterは今年おそらく「いくつかの実験」を行う可能性が高いとのこと。「Twitterの様々な側面に対して消費者に支払いを求める」にさいして「非常に高いハードルがある」としつつも、同社が収益源を多様化しようとしていると確認。そうした模索は「非常に、非常に初期の段階にある」と述べています。


先日発表されたツイッターの直近四半期の決算短信は、新型コロナウイルスの流行の影響でアクセスは増えたものの、企業の広報活動が委縮してしまっていて売上は大幅減。ツイッターはメインが広告収入で、1割ほどをデータ販売でまかなっているという状況なので、ダイナミックお金不足。報告書の限りでは、新型コロナウイルスの流行が終結して経済活動が回復するまで、このような状況は続くだろうなという認識をツイッター側もしているようだ。

で、状況の打開を模索しなければということで、色々な新しい稼ぎどころを考えているとして、その一つにユーザー課金を検討中だとの報が。ただ、ユーザー課金云々という話はこれまでにも何度か語られてきたし、そのたびに結局は無かったことにというところで落ち着いているので、今回も考えただけで終わってしまう可能性が大。なにしろ課金をしたところで、どのように差別化を図るのか、というか課金する意義を持たせるのかという感じではある。

例えば画像や動画の掲載容量を規制し、その規制が課金者では取り払われるとか、アンケートの仕様で課金者限定で画像も添付できるようになるとか、それぐらいじゃないかな、と。ツイートの文字数を増やしたり、投稿後も編集ができるようになるという類のものは、ツイッターの根源が崩されてしまうので恐らくは没。

個人的には投げ銭システムのようなものを投入して、利用料金を数%の割合で徴収するとかいうのをやってほしいところではあるのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2020年7月25日 07:05に書いた記事です。

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