マスク必須な夏と熱中症

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マスクの影響でしょうか、今年は熱中症で搬送される人が増えています。専門家が意外な盲点を指摘しました。


去年に比べて10倍以上。今月6日から12日までに都内で熱中症によって搬送された人数の速報値です。


10倍というとすげぇということで一気に注目が集まるけど、これ実は東京都のみでの話で、全国ではそう大きな違いはない。切り口次第ではあるけど、報道記事としては適切なタイトルではないよな、というのが第一印象。確かに今年は新型コロナウイルスの流行に伴い夏場でもマスク必須という異常な事態に陥っているし、そのせいで熱中症リスクが高まっているのは否定しないけど、だからといってその強調の仕方は単なるイエロージャーナリズムでしかない。

という話はさておき。マスク装着に注意が必要という話には違いない。装着で100%息ができなくなるってわけではないけど、熱がこもるのには違いないし、息苦しくなるのも否定しない。たとえばマスクをつけたまま自転車で全速力をするとえらいことになる。記事にもある通り、適切な場所ではマスクをずらすなどして普通の息継ぎができるようにすること。その際にマスクを触れる場所に注意することは言うまでもなく。特に高齢者や子供は要注意。

ただ一方で、店内とか人が密集しうる場所で、平気で子供がマスク無しで大騒ぎしたりはしゃぎまわったりする事案が多々見受けられるのも事実。あとはおばさん達がマスク無しで大声でお喋り。子供の場合は保護者の質が疑われるし、おばさん達は当人自身の品格が疑われる。当人たちはでもでもだって子供だから仕方がない、別にいいじゃないのなどと考えているのだろうけど。


ちょっと古い話になるけど、こちらも注意ということで。今年は新型コロナウイルス流行に伴う学校の休校もあり、夏休みが短縮されたり無いようなところも出ている。普段の子供の熱中症のリスクは、学校が休みになると確実に減少しているけど、これって要は部活とか体育などでの学校における外部や体育館などでの集団行動が無いってのが原因なんだよね。

それを今年は真夏に多分にやらなきゃならなくなるので、もしかすると例年とは違ったパターン、つまり真夏でも子供の熱中症の搬送者数がもりもり増えるってことがあるかもしれない。関係方面は要注意ではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年7月21日 07:20に書いた記事です。

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