から揚げ市場が伸びているという話

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旺盛な中食需要を背景に、唐揚げ市場が熱を帯びている。"巣ごもり"の長期化で消費者の"調理疲れ"も見える中、手軽に食卓の主役にできる唐揚げの持ち帰り需要が急増。専門店は大きく売り上げを伸ばし、異業態からの参入も相次ぐ。民間調査会社の予測では、2020年の市場規模は前年比2割の伸びが見込まれており、国産鶏肉にとっても商機が拡大している。

先日の白玉粉もそうなんだけど、新型コロナウイルスの流行に伴う巣ごもり現象で、中食・内食の需要が突然昇竜拳のように増加し、食品業界にも大きな変化が生じている。新しい環境下の需要にあった素材が大きく買い込まれているというだけで、から揚げとか白玉粉に限った話ではないのではないかな。スーパーやデパート、コンビニなどの内部データで細かい区分での食材のセールス動向を見ることができれば、この辺りはよく分かるはず。

から揚げは確かに調達は容易で、かつ子供にとっては特にごちそうとなりやすい。大いに評価されても当然の話かな。ただ動きを見ると、要は運動会などのイベントの際に弁当箱に収められるおかずが注目されるようになっているような気がする。つまり、後はウインナーとかハンバーグなどの加工肉とか、卵の類とか。

それらを包括し得る、冷凍食品なども結構大きな伸びを示していると思うのだけどね。時間があれば家計調査のデータを使って、どのあたりの食材が大きく買われているのか、見てみるのも面白いかなと思っている。

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このページは、不破雷蔵が2020年7月20日 07:10に書いた記事です。

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