テイクアウトと水滴と

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暑さが厳しさを増すにつれて、「食中毒」への警戒も高まっています。テイクアウトの飲食店は対策に奔走していますが、意外なところにも注意すべきポイントがあるといいます。


女子栄養大学 食品衛生学研究室・斉藤守弘教授「温かい状態で詰めると、お弁当の箱窓に水分が付着する」

たまに見かける弁当のふたについている水滴。

斉藤教授「水分が多くなるということから、細菌が増殖するリスクが高くなる」


梅雨時になると食物の腐食リスク、カビの発生リスクを実体験できるようになる。冷蔵庫に入れてあるからちょっとは持つだろうと思って確認したら、思いっきりカビが生えていてこの食材はカビが生えやすいから要注意だなと実体験したりとか、気が付かずに口にしてたら大変だったなと青ざめてみたりとか。

今年は新型コロナウイルス流行を受け、一般の外食店も積極的に臨時の形で持ち帰りの食品提供を行うようになっているので、食中毒のリスクも相当高まっているだろうな、という感はある。以前から提供している店と違い、今年初めて手を出したようなところでは、どれだけの店でちゃんとした衛生管理、食中毒への知識を持ち、管理をしているのだろうか、と。店内で提供する食事を単に容器に詰めて出しただけでは、ほぼアウトになるというのに。

記事で書かれているチェック項目はほんの一部に過ぎない。温かいままでふたをしてしまうと、ふたの内面に水滴がついてしまい、それが細菌増殖のリスクになるということは、実際にやってみたことがある人ならすぐに思い浮かぶはず。

それこそ自宅に持ち帰って電子レンジで温めて食べるのを前提として、冷凍したものを出せばいいのでは......と思ったけど、作った料理をそのまま冷凍しても味とか品質の面で解凍した時にそのままの形で戻るわけじゃないんだよな。色々と難しい。

ともあれ、提供する側も食べる側も、これから色々と注意しなきゃならない時期に入ることに違いはない、と。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月16日 07:10に書いた記事です。

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