新規確保と既存の維持と

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行政に限った話ではないけれど、サービスなりコンテンツなりの集客実情が落ちて来る、需要が減ってくると容易に持ち出されるのが、新規層の開拓とされるもの。これまで興味を持っていなかった人に興味を持ってもらう、気付きは大事だよ、的な。

ところが対象によりけりではあるけれど、多くの場合は指摘されている通り、新規層開拓にかまけてしまい、既存の支持層の維持や取りこぼしの点検などを疎かにしているケースが多いのは否定できない。元々興味がない人に興味を持ってもらうより、興味がありそうな人に手を挙げてもらった方が非常に効果的で確からしい話なのに。


指摘の通り、ゼロから1に引き上げるのには大変な努力が必要で、それをするぐらいならすでに1がある人に2にしてもらった方がはるかに楽で確実。

ではなぜ往々にしてゼロからはじめる、新規開拓が推し進められるのか。ゼロの層には容易に1になる人が無限にいるという誤認とか、新規開拓事業の方が仕事をしているように見えるから、という辺りではないかな。1億人のうち0.1%でも誘引できれば10万人ですよ、というアピール、強いものね。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月15日 07:46に書いた記事です。

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