マスクの需給逆転

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先日某通信社が「具体的なやり方は公開しないけど検証したら政府配布の布マスクはマスク市場の需要安定化・需給逆転には影響を与えなかったよ」という、色々な意味で通信社としてその内容はどうなんだろうという話とか、某大手新聞社が「布マスク配布で価格下がったというのはオカシイ」的な話を報じたこともあり、覚え書きとして。

実のところ一つの要素が物品の需給関係に影響を与えたか否かということに対し、具体的に数量化した上での裏付けは不可能。それが可能ならば株式取引で常に最適化した売買ができてしまう。あっという間に大金持ちだ。

以前も触れたけど、結局のところ一連のマスク騒動は株式取引、特に仕手銘柄のやり取りと構図は似ているんだよね。色々な人の思惑が影響するし、実情だけでなく今後の予想ができる要素にも強い影響を受ける。類似の要件にも大きな反応が生じ得る。

マスク市場が大きく揺らいだ、変化した理由としては、中国が外交戦略物資として対外展開を始めた(少し前までは略奪までしていたのに)、手作りの布マスクのつくり方が広まりツールも色々なものが提供され始まった、半ば手製の布マスクなども含め多様なマスクが提供され始まった、サージカルマスクの国内生産分も流通をはじめた、政府配布の布マスクが色々とお騒ぎ組によって騒がれたことで「布マスクでもいいんじゃん」「配られるのならその分は確実に必要量が減るよね(と一般の人が認識するだろうから、その分マスクの需要は減る)」と考えられるようになった、など多様な需給バランスを変える出来事があり、それを見たマスク貯め込み人達が手持ちの財産だったマスクが布切れになる前に放出して換金しないととばかりに一斉に放出をはじめた、辺りかと。

政府配布の布マスクはそれ単独のみでマスク市場の需給逆転を決定づけるものとしての存在にはなりえない。けれど確実に色々な変化を起こすトリガーとなったのは事実ではある。

で、この類の思惑って結局はババ抜きというかチキンレースみたいなところがあるからね。一度崩れ始まると、少しでも益を得たい、損を減らしたいとばかりに、プレイヤーは皆が皆小走りから早走り、全速力になっていく。怪しげなルートでのマスク相場が急落しているのも、まさにそんな感じ。

ただこれは繰り返しになるけど、マスクのような衛生品を普段からそういうものを販売してはいなかった場所で買うのは、非常にリスキーであることをお忘れなく。規格がアレでほとんど使い物にならなかったという話も少なからず報告されているし、ね。

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このページは、不破雷蔵が2020年5月17日 07:04に書いた記事です。

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