10万円の給付金の給付方法

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現金給付をめぐっては、減収世帯への30万円支給を取り下げ、国民1人当たり一律10万円の給付に急きょ切り替えた。これについて首相は「混乱を招いたのは私自身の責任であり、国民に心からおわびしたい」と明言。ただ、財政支出の規模は6兆円から14兆円超に大幅に拡大するとアピールし、手続きも市町村窓口での感染リスク回避とスピード重視の観点から、郵送やオンラインで行うと力説した。

てっきり2009年の定額給付金と同じスタイルにするかと思っていたら、どうもニュアンス的にそれプラスαか、さらにはまったく違う様式にする可能性も出てきて、実システムの公開まで考えをぐるぐるするしかないのかなという、給付金の話。

マイナンバーが口座データと紐づけされていないので、それを使って云々ってのは不可能だし、選挙の時のように窓口まで行ってチェックをしてってのは新型コロナウイルスの流行という状況下では非現実的だし、どのような形に納めるのだろうか。本人確認の方法とか考えると、現状ではやはり何らかの方法で物理的媒体を配った方が確実なんだけどなあ。

現状で具体的な公式情報が出ていませんので給付がどのような形になるのか分かりませんが。2009年の定額給付金では銀行口座を持たない人には直接窓口で申請書と引き換えに受け取る形でした。金融広報中央委員会の「知るぽると」によると2019年時点で預貯金口座・証券口座などの口座の無い人は単身世帯/二人以上世帯で


全体...2.4%/0%
20代...2.2%/0%
30代...3.4%/0.3%
40代...3.0%/0.5%
50代...2.5%/1.3%
60代...1.2%/1.0%
70歳以上...-/1.2%

います。直接手渡しか現金書留か小切手などによることになりますが、手続きの煩雑さや三密忌避を考慮すると書留がベストとなるものの、コストが大きなものになってしまいます。口座の無い人への給付方法がネックとなるでしょう。


知るぽるとのデータによれば、振り込み対象となる口座を持っていない人って少なからずいるんだよね。そういう人には現金書留か小切手などの配送になるんだろうけど(窓口で受け取る方式では三密が生じる)、前者はコストが膨大なものになるし、後者は引き換え時に三密リスクがあるのと盗難の危険性がある。

どのように決着をつけるのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2020年4月18日 07:18に書いた記事です。

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