新型コロナウイルス事案でストック系食品の需要が伸びる

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新型コロナウイルス感染症拡大を受け、食品のストック需要が伸びている。特に紙類品薄のデマ騒ぎや小中高の休校要請があった2月24日~3月1日の1週間は、コメやパスタ、冷凍調理品、ミネラルウオーター類などの売上げが前年比30%以上増加したことが民間調査会社のインテージの調べで明らかになった。


食品・飲料カテゴリーではコメ、米飯類、シリアル類、袋インスタント麺、乾麺、パスタ、パスタソース、小麦粉、プレミックス、お茶漬けの素、カレー、調理用スープ、野菜缶詰、フルーツ缶詰、畜肉缶詰、シロップ類、冷凍農産品、冷凍調理品、スキムミルク、育児用ミルク、ミネラルウオーター類の売上げが前年同期を30%以上上回った。アルコールカテゴリーではリキュール・スピリッツ類の売上げも30%以上伸びた。


新型コロナウイルスにかかわる買い占め状況はマスクやトイレットペーパー、消毒関連のアイテムに限らなかったという話。実際コンビニやディスカウントストアでもそれっぽい気配は覚えたのを覚えている。特にミネラルウォーターの動きが印象的。

結局は春休みが前倒しになる形になったので、自宅での消費が増えるからあらかじめ日持ちするものをまとめ買いしておこうというのと、地震などに備えるのと同じ発想が脳内に働いたのだろうな、と。それ、買いだめするのはいいけど何か月立てこもるつもりなの? という感は否めない。

今件調査の一次資料は見つからなかった(恐らくは企業向け有料情報なのだろう)けど、業界団体の実データでも月次で2月分以降のものについては、あからさまな形で具体的に出てくるのだろうな。チェーンストアやコンビニなどでは、案外前年同月比でプラスの値が出てしまうかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2020年3月19日 06:58に書いた記事です。

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