「曲が作れなくなるからCD買ってよ」の違和感

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エンタメコンテンツで楽曲を作っている人が、CDの売行きが悪いので曲を作れなくなるからCDを買っておくんなましと主張していたことに、賛否両論が吹き荒れた中でのお話。個人的にはCD云々の前に、例えばアニメの新作が増えすぎているので、それに連動する形での楽曲CDが(需要規模に対して)飽和状態になっているから、売れないCDが出ても仕方が無いのではと思うのだけど。狭い地域にコンビニが乱立して商圏を食いつぶされる形。

それはともかく、指摘されている通り、コンテンツの圧縮、次元を減らして収納することが可能になったことから(物理的な三次元からデータ化した二次元って意味。データを二次元と呼ぶことには語弊があるけど)、物持ちからコンテンツそのものの所有で持ち物はシンプル化できるようになった時代ではある。そのため、物理的なCD買ってよというのは少々時代遅れ的な雰囲気なのは否めない。データを売るからサイトで買ってよとかいうのならまだしも、ね。聴いてほしい、楽しんでほしいのはコンテンツそのもの? それとも物理的なCD? そこに齟齬があるのなら、提供するスタイルが問題だと気が付かねば。

この辺りの話って、最近のでは掲載されなくなっちゃったので分析も取りやめているけど、日本レコード協会の定点観測的な調査「音楽メディアユーザー実態調査」の結果でも明らかになっていた。ipodなどの音楽コンテンツを収納する場所に1000曲単位の自前の曲をぶちこんでいるので、好きな時間にそれを繰り返し聴くだけ。後はいくら新曲が出てもよほど気に入ったものでないと買わない、買うとしても曲単位で、CDを買うことは無い、的な。


他方、ライブ感を楽しむのがメインになったので、保存をする目的のCDはそもそも買われない傾向にあるのでは、との意見もなるほど感を覚えさせる。確かにライブ関係は盛況だし。ならばコンテンツを作る側も提供するスタイルを需要に合わせて変化させにゃいかんよな、という気はする。

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このページは、不破雷蔵が2019年12月29日 07:22に書いた記事です。

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