「子供部屋おじさん」という言葉と使い方と

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先日の日経の記事で使われていた「子供部屋おじさん」というフレーズ。例の人口動態の無茶ぶりかつほとんどニュース性の無い出生数90万人割れという記事に連動する形を見るに、どうもこの辺りのテーマを色々と特集的に火をつける思惑があったんだろうな、という気配を覚えつつ。

事象をただ淡々と解説して分析すればよいものを、対象をせせら笑うかのようなフレーズを用いて内容的にもそんな方向性で、それを法人格の報道記事でやってしまうのだから、ツッコミを受けまくる状態となっても仕方がない。居酒屋での戯言を会社の朝礼で堂々と語ってしまったり、休み時間の友達との馬鹿話を全国弁論大会のテーマとして発表してしまうようなもの。TPOがあるだろ、ということだ。


「子供部屋おじさん」というフレーズそのものは当方は知らなかったのだけど、調べてみたらこんな感じで、5年程前に概念が言語化され、今年の頭から色々と話題に上ったようだ。日経の記事も掲示板への書き込み感覚で書いちゃったのかもな、とふと思ったりする。もちろんそれはダメな話でしかないのだけど。

身内でネタとして使うのならともかく、報道が確定要件としてウワメセでせせら笑うがごとく報じるのとでは訳が違うのだよね。酒の場で「お前髪が薄くなったな」と互いに指摘するのと、新聞で「惨めにも年で髪が薄くなった人が多数いる」と伝えるのとでは別である。

「日経の質が落ちているから仕方がないのでは」と言われた、言い返す言葉も無いのだけど。書き手個人の問題では無く、ね。書き手個人だけの話なら、校閲の時点で、あるいは上の立場にある人が首を傾げるはずだから。

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このページは、不破雷蔵が2019年10月10日 06:48に書いた記事です。

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