公務は民間の業務とは別物。儲けが出なくても問題はない

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先日公務員のボーナスに関する話が出て、報道も多分に高過ぎだ的な雰囲気をかもす伝え方をしていたものだから、国家財政が赤字なのになぜボーナスが出る、しかも最高額が云々、一般企業ならかんぬんという話が結構見受けられる。根本的な部分で、民間企業の財政とか業務と、公益業務の財政や業務は別物で観なきゃならないのだよね...ああ、これってアレだ。家計のそろばん勘定と国家財政(国債とか)を同一視しちゃいけないってのと同じ問題だわ。

指摘されている通り、公的機関による公務は企業と同じ方向性があると考えちゃいけない。企業は第一義的にあるのが企業の存続、そしてそれを支えるお金儲け。一方で公的機関は対象となる存在を豊かにすること。儲けを出す必要性はどこにもない。


公的機関の採算性は以前も言及したことがあるけど、採算性があるわけではないけど社会的存在意義があるものについて、赤字でもいいからみんなのためにやりましょうよ、というのが存在意義である以上、お金勘定という観点のみでイエス・ノーを決める必要はない。

というより、この辺りの概念は社会科とか公民あたりで学んでいるはずなんだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2019年7月 1日 08:01に書いた記事です。

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